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なぜ多くの人がフルマラソンの出場したがるの?
ロードバイクのトレーニングの一つとして、なんとなくランニングを始めたのが1年半ほど前・・・。
それから少しずつランニングを続けて、とうとう初のフルマラソンに出場して完走できた。
それまでは、フルマラソンなど自分とは関係のない別世界の話・・・と思ってました。
東京マラソンの抽選倍率が十数倍とか聞いて、
「なんでランニング人口は多くて、やたらとマラソン大会に出たがるのだろう?」
と不思議な気がしていました。
でも、今回初めて出てみてわかったのです。
なんで沢山の人達がマラソン大会に出たがるのか?
ランニングするには目標が必要
ただ走るだけではつまらない。
ランニングを始めても、なかなか続かない人が多くます。それは走るだけでは飽きてしまうからです。
実際、僕もトレーニングの一つとして、なんとなく始めたものの、ただのランニングではとても続かない気がした。走るのには、なにか楽しみが必要でないと長続きしません。
記録が伸びるとか、ダイエットできるとか・・・より具体的な目標が必要です。
「フルマラソンを完走できるようになる」
これはかなり具体的で目標になります。実際、続けてもそんなすぐに速くならないし、なかなか痩せません。でも、距離を延ばすことならできます。
完走すること=長い距離を走れること
を目標にすれば、わりと達成していくことができます。最初2kmほどでくたくたになっていても、ゆっくりばペースだったら5km、10kmと少しづつステップをふんで距離をのばしていくことができます。
速く走るにはそれなりのトレーニングが必要ですが、距離をのばすのは、体力と根気と時間があれば、誰でも目標を達成できます。
”できることを増やしていく”のが継続の最大のコツです。
なので、僕はこれを目標にしてランニングを1年半継続させることができました。
出るならメジャーな都市型大会をえらぼう
出て初めてわかった完走のための最も重要なポイントは
”応援・声援”
です。初出場した奈良マラソンは、都市型の大会だったので、イベント感が高く、沿道の応援が途切れることがありません。
走ってわかったことですが、完走するには「メンタルがどれだけ続くか?」がポイントで、沿道の声援は非常に重要になります。
まず、前日の受付から選手を歓迎してくれるおもてなし感。歓迎されると頑張らないとな・・・と思えてきます。
イベントでの盛り上がりで気分も盛り上がります。
初めてのマラソンは不安でいっぱいです。未経験なので当たりまえです。でも、前日からの会場の盛り上がりで、特別な空気感にひたることができて、なんだかやる気が出てくるものです。
そうはいってもスタート前は緊張する
初めてなので、会場の感じもわからず、準備もバタバタしてしまうので早め早めに行動する必要があります。
やっとスタートラインに立ったときは、さすがに緊張感が高まります。別に誰かと競争するわけでもないけど、なんとも言えないドキドキ感があります。
ゴールは自分をほめたくなる
走りだしたら、いつもどおりに淡々と走るだけです。力を抜いてゆっくり走ることを意識して、疲れないように無理せずに走ることを心がけます。
走っているときは写真を撮る余裕は無かったですが、ゲスト(今回は有森裕子さん)とのハイタッチや、太鼓やブラスバンド演奏など、走っていても飽きることはありません。
沢山のボランティアの人や、子どもからお年寄りまでメチャクチャ応援してもらえます。今までの人生で、こんなに多くの人に応援してもらったことはありません。
別に、自分だけが応援されているワケではないことはわかっているのですが、沿道の人が途切れないので、ついついカッコつけて頑張って走るしかありません。
そして、ゴールでの達成感は格別のものがあります。
「よう頑張ったな・・・」
そんな感じです。
完走すると完走証とメダル、タオルがもらえます。とにかく完走した人に対して、
「お疲れ様、よく頑張りましたねー」
と言ってもらえるのです。
結局は自己効力感
趣味はなんですか?
「ランニングです」
どのくらい走るんですか?
「フルマラソンを完走したことがあります」「タイムは4時間を切れました」
という会話ができるようになりました。それだけで、
「へー、すごいですね」
と(10人中8人くらいには)言ってもらえます。
まあ言われないにしても、「自分はフルマラソンを完走した」ということが言えるというのは、自分に自信になります。
それなりに練習する
↓
出場したら多くの人に応援される
↓
ゴールしてほめられる
↓
完走したという自負が得られる
このプロセスで、自己効力感(自己効力感を高める方法はこちら)を得ることができるのです。
ただ走るだけなのですが、「自分はうまくできそう!」とか「いいね、自分!」といったセルフイメージを大きくアップさせることができるのです。
これが、マラソン大会に出場する最大の魅力なんですね。
いかがでしたか?
ただのランニングですが、少しずつから始めていって、フルマラソン完走までのプロセスを経験することで新たな自分を発見できるのがマラソンの魅力です。
ぜひ、初めの一歩から始めてみてはいかがでしょうか?