世の中、とくにビジネスの世界では、
「一般的に正しい」とか 「だれもがそうだと思っている」ようなことでも、
”実は間違っている”
というのは、とてもよくあることです。自分の思っている”常識”を疑うことも時には必要です。
その代表的なものに、
「決断は早いほうがよい」
というのがあります。
今の世の中、スピードは重要な要素です。
いろんな状況を瞬時に捉えて、判断して考えて、スパっと決断を下す!
これがデキるビジネスマンのあり方で、一般的によい事のように言われています。
その反対に、優柔不断でぐずぐずしているような人はあまり評価されません。
あーでもない、こーでもないと考えるばかりで、
「一体いつになったら決断するのだろう」
「決断を待っていたらタイミングを逃しちゃうよね」
こんなのは、デキない人の典型のように思われます。
一般的には・・・。
ところが、決断が遅く、だらだらと時間だけが過ぎることにも、実はきちんと意味があるのです。
どういうことかというと、
人が決断を先延ばしにしているときは、
情報収集して準備しようと本能的に考えいる時間
なのです。
自分では意識していなくても、その迷っている間には、心のどこかで引っかかっていることに関係する情報を勝手に集めているのです。
そして、
その情報収集の段階というのは、まだ決断して行動する時期ではない
のです。
そういう一般的には時間が掛かりすぎと思われて決断されたものは、パッ!と直感で決めたものと比べると、おそらく失敗の確率は低くなっていることが多いのです。
何事も一度はじめてしまうのは、簡単ですが、止めることも案外難しかったりすることもあります。
自分の気持ちが乗らないときというのは、あと後あまり良くない結果になる場合のほうが多いろいうのも、誰しも経験済みではないでしょうか?
周りに左右されず、自分の直感を信じてゆっくり考えること忘れないようにしたいものですね。